新年は家族でこうやって凧揚げを
先日、自分でやってみた餅つきの話をしたところだが、
それに引き続いてこんな企画をやっていたことも思い出したので
ここに転載してみることにする。
これも以前開設していたwebサイトに載せてたものだ。
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タイトル:実験君6!!!!!!『このタコがぁ!』
公開:2008/2/4
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ゲイ春。
あ、去年もこのネタ使ったな(^^;)
そんなことも忘れるくらい更新から遠ざかっておりましたが
このひさびさの更新に「実験君」シリーズを持ってこれたことをうれしく思います。
では、今回は何をやらかしたかというと、
去年に続いてニッポンの伝統を守ります!頑張ります!
背景
凧揚げは古来より日本中ほとんどの家庭で新年の遊びとしてごく普通に見られた光景である(多分)。現代においても、洋凧などがかつてブームとなったし、比較的手頃なためか、わりとどこにでも売っているのでそんなに廃れた遊びではない。しかし、電線等が空を行き交う都会においては危険を伴う故に、なかなか馴染めない遊びでもある。
そこでこのたび、せっかく電線も無いような土地に引越したことを利用し、どこまで凧揚げを楽しむことができるか検証してみることとした。常識はずれな上げ方をすればケタ違いの楽しさができるかもしれない。
目的
市販の凧を素人がどこまで揚げることができるのか検証する。
方法
この実験にあたり、近所のショッピングセンターで以下のものを購入。
凧(七連の連ダコ) 1点
タコ糸(50m) 8点
合計購入金額は約1000円。
いきなり全部購入すると怪しまれること確実であり
妙な結果を招いた際にアシがつくことが無いよう
糸は何度かに分けて購入した。
平成20年1月某日 午前10時
天候は晴れ、やや強い北西の風が吹くこの日、ついに決行。
実は連ダコを揚げるのは初めてだったが、強風も手伝って難無く上がる。
共犯として一緒に連れ出した大五郎も大喜びだ!
凧はあっという間に付属の糸を全て使い切ってしまう・・・
ここからだ( ̄∀ ̄ )ニヤリ
凧に最初から付いていた糸は50m。
これに追加で買ったタコ糸50mをしっかりと結びつける。
さあ行け!大空の彼方へ!!!
およそ100m上昇した連ダコを持つ大五郎。
さすがに当初の長さよりは引きが強いので緊張がみなぎる。
ってそこで手を離すかオマエ!!!Σ( ̄ロ ̄|||)
なんとコイツはこの写真の直後に手を離しやがったのである。
ズルズルと地面を引きずられていく持ち手。
ひいいいい!せっかくの準備が水の泡になるう(@Д@)
デジカメも放り出し、おそらく数年ぶりというほどの全力疾走。
何とか捕まえる。
やれやれ、
後はオレが持っとくことにしよう(;´Д`)
しばらくの休憩の後、実験を続行することにした。
雲一つない空に、色とりどりの連ダコ。
さらに継ぎ足して150mへ。
光学3倍程度のカメラではもはやゴミにしか見えないが、
デジタルズームも使えばまだ凧であることが確認できる。
空は快晴だが、風がかなり強く
雲が猛スピードで移動していく・・・
この先はどんな風が吹いているんだ!?
さらに継ぎ足して200m。
そして250m。
実はここは市内の某公園に隣接するだだっ広い駐車場。
まだ正月休みではあるが、そのせいか予想外に家族連れがやってくる。
そして凧揚げをしている。
考えることはみんな同じということか?
300m・・・
え〜っと、
何だか視線を感じるのは気のせいでしょうか(^^;;;
そして400m。
公園のメインエリアからは離れたところなので人通りは遠いのだが
皆が足を止めて指差してるのは気のせいでしょうか(滝汗)
さすがに通報されかねないか?( ̄Д ̄;)
しかしここである事実に気が付く。
200mぐらいから糸の引きが強くなっていない・・・
というよりも、見上げる角度がだんだん低くなっているような気が・・・
つまり凧は上昇していない!流されているだけ!?
糸もずいぶんたるんでいるように見えます。
下手すると向こうに見える競技場に引っかかってしまいそうなので
ここで中断を決意。
結果
400mまで凧糸を伸ばすことができた。
凧を回収するのに1時間近くかかった(爆)
想定外に多かったギャラリーの視線が痛かった。
考察
本実験は、「凧をどこまで揚げることができるか」を検証したものであるが、「揚がる」とは糸が伸びることなのか、絶対的な高度を上げることなのかを事前に決めておかなかったために、いたずらに糸だけを伸ばしてしまった側面がある。高度を稼ぐのであれば、和ダコより洋ダコの方が適している可能性があるため、再検証の際はそちらの使用を検討すべきと考えられる。ただし、400m(目標は500m)という長さは、糸の重さも凧の浮揚にとって無視できないファクターになると思われたため、綿密なシミュレーションの必要性も感じる。タコ糸の強度はおそらくこれぐらいでは問題にならないと考えられたが、いずれにしても万一のことを考えると、今回以上の検証を行える場所は非常に限られてくるだろう。そしてこれだけの懸念があるにもかかわらず、ただ凧は遠くに行ってしまうのみであり、引きが強くなることも無く、回収作業の手間が増えただけであった。
結論
電線が無くても凧を揚げ過ぎるのはやめましょう。ただ遠く、小さく、見えなくなり、回収しにくくなる可能性の方が高いです。ホント回収作業はマジで疲れました。(;´Д`)
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ということで、
新年はこの方法で一家で凧揚げを楽しんでみてはどうでしょう?
失敗しても責任は取りませんが、
報告してくれたら一緒に悲しむぐらいのことはしますので(^^;)
- 2012.12.26 Wednesday
- 子育て
- 00:01
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- by hidex