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最近Facebookによく出る広告で

「毎月5万円積み立てて1億円貯めよう」

みたいなのが目に付くんだが、
3級ですけど、一応FPの資格持つ立場からちょっと考察してみたら
別にその会社は詐欺とかではないんだろうけど
結構ツッコミどころ満載なのでブログの記事にしてみたい。

まず、普通に毎月5万円で1億貯めるとすると
まあ銀行とかで貯めたら166年ほどかかるわけなんだけど
それを30年でつくりましょう、というファンド(投資信託)の話。

とりあえずその宣伝のロジックとしては、

ゆとりある老後を送るためには1億円が必要である。
(月37万円×25年=約1億1千万円)
毎月5万円を複利を使って1億円に育てるには年利10%以上必要。
海外のヘッジファンドなら運用益第100位でも年利16%。
販売会社を介さず低コストでそのようなファンドを紹介&助言。
毎月5万円の積み立てで1億円は貯められる!

といったところなのだが、
まあこれをただ胡散臭いと思うだけで終わる人は思考が停止した人といえよう。
そういう人はリスクを遠ざけているつもりでチャンスも遠ざけていて
「何もしないリスク」に気が付かず経済の波に翻弄されるのだ。
なんて余談は置いといて、
ワタクシは上記のロジック自体はその通りだと思うし、
根拠が示されていることから、おそらく数字も正しいだろう。

だがワタクシはこれを買いはしないし友人にも買って欲しくない。
そう思う理由をこれから述べよう。

まず最初の前提だが、
ホントに老後に1億円も必要なのであろうか?
月に36.6万円というのは生命保険文化センターが行った調査結果だが、
これは「ゆとりある老後生活費(夫婦分)」であって
「一人当たり最低日常生活費」ではない。
夫婦での最低日常生活費は22.3万円だそうだし、
上手にやりくりすればこの金額でもたまの贅沢はできるだろう。
で、そこを年金がどれぐらいカバーするだろうか。
これはケースバイケースになるだろうが、
おそらく夫婦とも会社勤めがそれなりに長かった世帯なら×2、
まあ奥さんがずっと旦那の扶養に入ってたようなケースでも
男性の平均受給額は19万円ぐらいあるようだから
それプラス基礎年金で23万円には余裕で届くんじゃないか?

ということは、
本気で老後資金の心配をしなければならない人というのは
◯何らかの理由で無年金の人
◯国民年金しか加入していない人
ぐらいしかいないんじゃないかという気がしてくるが、
(「働いてない人」もそうだが、老後の前に仕事の心配を)
まあでもやっぱり+αの生活を送りたいとか
何らかの理由で1億円貯めたいという人もいるだろうから
とりあえず話を進めてみよう。

年利10%は妥当な数字か?
これは各個人のリスク選好度による。
ただし金利の考え方は物価との差による実質金利が大事だ。
例えば年率1%程度のデフレだと、
仮に銀行の金利がゼロであっても
差し引きで年利1%でお金が増えていくと考えなければならない。
そしてリスクは最も安全かつ流動性の高い資産と考えられる
普通預金の金利との相対で考えた方がいい。
年利10%というのは
普通預金の平均が0.02%だから500倍のリスクがあると考えた方が良い。
(ただし流動性リスクも含むから500倍元本割れしやすいわけではない)
かつて普通預金でも2%の金利が付いてた時代の10%とは100倍違うのだ。
それを選好するかどうかは個人の事情によるが
今の低金利の日本では相当のリスクを取る覚悟が必要に思われる。
ということは、その10%は海外で達成するのが妥当だと思うが、
その場合は「為替変動リスク」を伴うので同じことである。

まあ、そのリスクも全て取れるとしよう。
(というかそんなリスク高いものに大事な老後資金預けたくないが
 そういうツッコミはとりあえず置いといて・・・)
海外のファンドなら利回りが高いところがゴロゴロあるというのは事実だが
「毎年高い運用益を出しているファンドはほとんど無い」のも事実である。
そもそも永続的に稼げる投資先を見抜くのはプロでもできないはずだ。
この辺はまあ、こういった本でも読めば書いてありますが
とりあえず思うのは海外のファンドを買うのも
海外に投資する国内のファンドを買うのも基本的には同じことだし、
仮に国内ではできない方法などで収益を上げてるとこがあるとしたら
それは一考に値するかもしれないが、
何かあっても自分でちゃんと先方に連絡取って何とかできるぐらい
知識や語学力のある人じゃないとやめといた方がいいだろう。

なぜかって?
だって、
今回ネタにしてる会社が30年後も存続してる保証なんてどこにも無いでしょ?
その会社が潰れたら、どうやって資金を引き上げるんでしょうね?
もちろん資金を積み立てたファンドが30年後も存続してる保証も無いけどね。


といった感じで長々と述べてみましたが、まとめますと

1、月5万積立できるぐらい収入があるサラリーマン家庭なら
  年金だけで何とか生きれる。余裕を持たせるにしても1億円も必要無い。
2、そもそも大事な老後資金をそんな桁外れに高リスクで運用すべきではない。
  余裕資金ならそれも一興だが、高収益を永続的に出すファンドは無い。
3、その投資助言会社が30年も存続してるのか?
  もし潰れたらどうやって資金を回収するのか不透明。

こういった理由で、
ワタクシはそのような海外の高利回りファンドをオススメはしません。

もちろんワタクシはその某投資助言会社が詐欺だとか悪徳商法だとか言うつもりはありません。
ただ、そのやり方で成功する人はごく一部の限られた人であろうと考えます。


(余談)
そもそも「貯蓄」で老後に備えようという発想が良くない。
そんなことをすると長生きがリスクになるからだ。
その辺りの具体的解決法についてはまた別の話として語りたいと思います。

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