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学会のシンポジウムで講演してきますのでお知らせします。

2014年9月28日(日)14:00〜16:00
第24回日本医療薬学会年会 シンポジウム34
「今求められる精神科薬剤師の患者安全に向けた新たな挑戦」
というタイトルのセッションにて、
「精神科地域医療における薬物療法管理に果たす薬剤師の役割」
というテーマで話してきます。

精神科の地域医療の現場では、薬剤師が役に立てることがたくさんあります。
しかしそれにもかかわらず、そのほとんどは
薬剤師が介入しなくても(表面上だけでも)何とかなってしまうことがほとんどです。
その理由は簡単です。
地域、つまり在宅の現場ではどの職種も目の前の問題に対して
自分で対応せざるをえないことがたくさんあり、
職務範囲を縦割りで考えていたら対応できないことが多いからです。
つまり、本来なら薬剤師がより良い方向に対応できる問題でも
薬剤師抜きで何とか(時にはあらぬ方向に)対応してしまうのです。

これを
「何で薬剤師に相談しないんだ!」
と責めることはできません。
だって、薬剤師が地域に出て行かなければ、
そして他職種と協働していかなければ、
他職種は薬剤師が地域で何ができるのか分からないからです。
それを分かれと言う方が無理です。
自ら事例を積み重ねて示していくしかありません。

今回の講演では、
そういった小さな事例も交えて話してみたいと思います。

要旨を載せときますので、興味のある方は聞きにいらして下さい。
(ただし学会参加者に限られますが)


このたびの診療報酬改訂は精神科医療にとってより一層病床や外来の機能分化への方針が色濃く反映されたものになった。その機能分化にあたっては、急性期治療環境の充実と同時に、退院後の地域生活支援を強化するために多職種チームによるアウトリーチ(訪問支援)を充実させるという、いわば精神科医療の地域シフトが推進されている。例えば、長期入院後や入退院を繰り返す病状が不安定な退院患者の地域移行を推進する観点から、24時間体制の多職種チームによる在宅医療に関する評価(精神科重症患者早期集中支援管理料)が新設されたことは象徴的である。
ところが、こういったところに規定される多職種チームというのは主に医師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士のみで構成され、薬剤師は未だ評価されていない。精神科領域の患者は一般の在宅医療の範疇に入らないケースが多いため十分なインセンティブがないのが現状である。地域の保険薬局との連携が困難な事例が多いという問題もある。しかし、このまま精神科医療の地域シフトに乗り遅れてしまうと、精神科地域医療における薬剤師の存在感がさらに薄れることが危惧される。
当院は以前より精神科救急医療と地域医療を両輪とし、急性期から回復・維持期まで一貫して多職種が関わるケアサイクルモデルによる医療を展開しており、薬剤師は病棟のみならず地域においても薬学的ケアを積極的に提供してきた。そこで実感するのは、地域ケアの現場ではある専門職が本来は他の専門職の領域であるにもかかわらず対応せざるをえない事案というのが少なくないことである。つまり薬剤師が関わらなければ薬剤師なしで何とかしてしまうため薬剤師の需要は潜在化してしまうのである。しかしそこで薬剤師が適切に関わることができれば、その専門性を軸に広範に介入でき、他職種が見逃していた問題に気付くことでより安全で有効な薬物療法を提供できる。その結果、他職種と強い相互信頼を築いてより良好な患者のアウトカムを得られるのも地域ケアなのである。
今回は当院の薬剤師が施設や自宅で暮らす精神障害者に対してどのように薬剤管理指導業務を行っているかを紹介し、精神科地域医療において薬剤師が患者安全のために活躍できる場面について様々な意見交換を行いたい。


 

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