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【JJCLIP】新しい抗凝固薬はワルファリンより優れてるの?

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

第17回薬剤師のジャーナルクラブ「JJCLIP」インターネット配信、
今年度9回目、今年最初の抄読会のお知らせをいたします。

 
去年は丸一年JJCLIPの配信をしてきて、
おかげで色んな方々との出会いがあって、
そして前回の記事のように「EBMって何でしょう?」みたいなことを改めて考える機会もあって
一昨年よりも充実した一年になったような気がします。

さて、
実は今日ツイッターで知った論文なんですが、
こんなのが出てるんですよ。

"Assessment of pharmacist-led patient counseling in randomized controlled trials: a systematic review"
International Journal of Clinical Pharmacy
October 2014, Volume 36, Issue 5, pp 882-891


アブストラクトしか読めないのが残念なのですが、
要するに薬剤師による薬剤管理指導や教育的介入を検証したRCTをレビューした報告なんですね。
この結論の最初の文章がまた泣かせるじゃないですか。

"Conclusion Pharmacist counseling is an intervention directed to patients’ health-related needs that improve inter-professional and inter-institutional communication, by collaborating to integrate health services."

そうなんです、
我々が目指すべきは結局ここなのではないかと思うんです。
「職種間や施設間のコミュニケーションを改善する患者の健康指向の介入」
つまり、
薬剤師として向くべきは、薬でも処方箋でもなく、
やっぱり人なんだというところでしょうか。
実際に薬剤師として具体的にどう働くかは
個人の文脈や環境に左右されることが多いと思われますので
統一した「意識」なんてのは難しい話だと思うんですが、
ここに薬剤師共通の「理念」として

【薬を扱うことを介して人と人とを繋ぐ】

ということはみんなで掲げてみてもいいんじゃないでしょうかね。
そのためにEBMを学ぶ、EBMを実践する、というのは
その助けになるんじゃないかと考えています。


では、今回のシナリオと文献は以下の通りです。

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日時:2015年1月25日(日)
21:00頃から90分の配信予定
(20:45頃よりテスト配信を兼ねた雑談の予定)

配信:http://twitcasting.tv/89089314
※インターネット環境があればどなたでも視聴可能です(スマホでも聞けますよ♪)。
※ツイッターのアカウントがあればリアルタイムにコメントのやりとりができます!
※録音を保存しておきますので、聞き逃した方も後から聞くことが可能です。

今回の抄読会でも仮想シナリオを元にして進めます。
今回のシナリオと文献は以下の通りです。
(設定と引用元は@pharmasahiro先生のブログ。毎度いいシナリオ作っていただいてます!感謝♪)

[仮想症例シナリオ]
あなたは, とある保険薬局に勤務する薬剤師です.
冬の寒さが身にしみるある日の朝早くに, 一人の患者さんが薬局を訪ねてきました.

69歳女性. 身長155cm, 体重40kg, 血清クレアチニン値0.67mg/dL.
4年前より永続性心房細動にてワルファリンを服用中.
高血圧の既往もあって, 現在はカルシウム拮抗薬を1剤併用している.
規則正しく薬は飲んでいるが,
毎回診察時に実施される採血がやや面倒と薬局でぼやくこともある.
ある時突然, 新しい血液サラサラの薬に切り替えてみようかとDr.から打診された.
けれど, 症状が落ち着いている状態でなぜ薬を変えるのかイマイチ納得できないので, 次回まで考えるとDr.には伝えている.

「薬のことならあなたに相談するのが一番と思って. 先生だったらどう思います?」

ワルファリンから新しい抗凝固薬に変更した方が, この方にとって有益なのかどうか, さっそく調べてみることにしました.

[文献タイトル・出典]
Circ J. 2012; 76: 2104-11.
"Rivaroxaban vs. warfarin in Japanese patients with atrial fibrillation – the J-ROCKET AF study –."
Hori M1, Matsumoto M, Tanahashi N, Momomura S, Uchiyama S, Goto S, Izumi T, Koretsune Y, Kajikawa M, Kato M, Ueda H, Iwamoto K, Tajiri M; J-ROCKET AF study investigators.
PMID: 22664783
フルテキストを入手しておきましょう→こちらをクリック

@syuichiao先生作成のランダム化比較試験を10分で読むワークシートもご準備を!
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今回の論文は、いわゆる「非劣勢試験」というやつです。
JJCLIPで非劣勢試験を扱うのは初めてですが、
これについては@syuichiao先生がブログ記事に解説して下さってますので
そちらをご参照下さい。
実はワタクシも非劣勢試験をこうして意識してじっくり読むのは初めてです。
なのでどなた様も臆することはございません。
普通にRCTを読むのとどこが一緒でどこが違うのか?
そこを考えながら読んでいきましょう!

あくまでもこのネット上での抄読会は
薬剤師が自ら主体的にEBMを実践したり
実際のワークショップに参加したりというところまでの
「橋渡し」というコンセプトを貫いていきますので
初心者を置き去りにはしないよう心掛けていきます。
コメントにも積極的に答えていこうと思っていますので、
初心者でも恥ずかしがることはありません、
お気軽にご参加下さい!

では、配信をお楽しみに!
ワタクシもツイキャスを介して皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

※どなたでも視聴することはできますが、主な対象は臨床の薬剤師ならびに薬学部5年生以上を想定していますので医学薬学分野の専門用語等が解説無しに飛び交うのはご容赦下さい

薬剤師のジャーナルクラブは薬剤師による薬剤師のための情報共有と穏やかな学びを目的としたSNSを利用したコミュニティです。現在は@syuichiao先生と@pharmasahiro先生とワタクシの3名をコアメンバーとしております。
 
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