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【JJCLIP】インスリンを使うとガンになりやすくなる?

第18回薬剤師のジャーナルクラブ「JJCLIP」インターネット配信、
今年度10回目の抄読会開催のお知らせをいたします。

最近いろんな研修会に参加して、そこで自己紹介すると、

「JJCLIP、聞いてますよ!」

という方に出会うことが増えてきて
嬉しいような、恥ずかしいような気持ちです。

薬剤師が医学論文を読む、そしてそれを実践的な形で
現場に適用していく、さらに他職種と繋がる、
そういった仕事の広がりに繋がるための
EBMスタイルの学びをみんなで分かち合いたい、
そういったつもりで頑張ってきましたけど、
それが少しずつ広がりつつあるのを感じます。

ワタクシは一緒に配信を展開させていただいております
@syuichiao先生と@pharmasahiro先生に支えられっぱなしですが
このご縁を大切にして、また地域や職場での抄読会開催を
みなさんが自分で気軽に開催できるようになって、
薬剤師がEBMを実践するのが当たり前になるのを目指して
頑張って続けていきたいと思います。
 
それでは、今回の配信についてご案内します。

////////////////
日時:2015年3月1日(日)
21:00頃から90分の配信予定
(20:45頃よりテスト配信を兼ねた雑談の予定)

配信:http://twitcasting.tv/89089314
※インターネット環境があればどなたでも視聴可能です(電波良ければスマホでもOK!)。
※ツイッターのアカウントがあればリアルタイムにコメントのやりとりができます!
※録音をこちらに保存しておきますので、聞き逃しても後から聞くことが可能です。

今回の抄読会でも仮想シナリオを元にして進めます。
今回のシナリオと文献は以下の通りです。
(設定と引用元は@pharmasahiro先生のブログ。毎度いいシナリオ作っていただいてます!感謝♪)

[仮想症例シナリオ]
あなたは, とある民間病院に勤める薬剤師です.
今月から内分泌・糖尿病内科の病棟勤務となり, 入院患者への服薬支援だけでなく栄養指導も管理栄養士さんや看護師さん達と協働で行うなど, 忙しい毎日を送っておりました.

病棟での回診業務を終えて一息ついたある日の午後, たまたま病棟で居合わせた研修医の先生から次のような質問を受けました.

「今日の外来でとある患者から『あんまりインスリンの量が多いと癌が増えるってネットに書いてあったんですけれど本当ですか?』って聞かれて, なんとも答えに困ってしまってね. インスリンのグラルギンなんだけど, そんな報告って本当にあるのですか?」

患者情報:2年前から2型糖尿病と診断された40代男性.
A1c=8.5%, 平均血糖190mg/dl, BMI = 28.4
他に現病, 既往なし

あなたは, インスリングラルギンによって本当にガンの発症リスクが増加するのか, 早速調べてみたところ, 次の論文がヒットしたので読んでみることにしました.

[文献タイトル・出典]
Colhoun HM; SDRN Epidemiology Group.
"Use of insulin glargine and cancer incidence in Scotland: a study from the Scottish Diabetes Research Network
Epidemiology Group."
Diabetologia. 2009; 52: 1755-65.
PMID: 19603149

フルテキストを入手しておきましょう→こちらをクリック

@syuichiao先生作成の観察研究を10分で読むワークシートもご準備を!
////////////////

はい、
インスリン治療でガンが増えるとか、
恥ずかしながらそんな懸念初めて知りました(^^;)
何だか、何でもかんでもガンに繋がるんだなぁ、
という印象です(笑)

しかし2型糖尿病とガンの関連は
日本糖尿病学会と日本癌学会の提言などがあるように
確かに懸念されているところです。
その中に高インスリン血症による発ガンのメカニズムについて
「肥満に伴い,脂肪細胞ではアロマターゼや17β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素(17β-HSD)によるΔ4 アンドロステンジオン(Δ4A)からテストステロン(T)やエストロン(E1)を介した活性型エストロゲン(E2)への変換が促進される.また同時に肝臓では高インスリン血症により性ホルモン結合グロブリン(SHBG)の合成が低下するので,これらにより活 型エストロゲンの量が上昇すると考えられる.活性型エストロゲンの作用は臓器により異なるが,乳腺上皮や子宮内膜ではアポトーシスの抑制や増殖の亢進により癌化に繋がる可能性が考えられる」(糖尿病 56(6):374~390,2013)
という薬理学的病態学的な解釈があります。

それはそれで、正しいのだと思います。

しかし、これまで何度かJJCLIPで採り上げた論文が示すように
薬理学的病態学的な解釈が常に臨床での現象を説明できるわけではありません。

つい最近の話題では、
米国はコレステロール摂取制限を推奨することをやめたようです
上記報告のPart DのChapter 1のQuestion 1の最後の方に
"Cholesterol is not a nutrient of concern for overconsumption."
(コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではない)
とハッキリ結論しちゃいました。
食事由来のコレステロールがコレステロール値を上げるのは
みなさんご存知の通りですが、
だからといってそれが予後には影響しないということなんですね。
一番端的な話で言えば
卵を毎日食べても週1個以下の人と比べて心血管疾患による死亡は差が無いという研究もあります。
Shin JY, Xun P, Nakamura Y, He K.
"Egg consumption in relation to risk of cardiovascular disease and diabetes: a systematic review and meta-analysis."
Am J Clin Nutr. 2013; 98: 146-59.
PMID: 23676423

薬理学とか薬物動態学とか病態学とか生理学とか
そういった学問は確かに
「なぜ病気になるのか?」とか
「なぜその治療が効くのか?」といった疑問には
非常によく答えてくれる学問であり
絶対におろそかにできない領域ですが、
私たちは臨床で仕事をしている薬剤師なので
あくまで実臨床でどうなのか?を気にしないといけません。
そういったことにある程度有用な示唆を与えてくれるのが
臨床の疑問から出発した臨床試験なのであって
だからこそ私たちはその読み方使い方について
十分に知っておく必要があると思います。

ということで、
今回は研究デザイン的にはコホート研究というものになり、
勉強会などではあまり深く読む機会の無いものですが
だからこそ一緒に読んでみませんか?


あくまでもこのネット上での抄読会は
薬剤師が自ら主体的にEBMを実践したり
実際のワークショップに参加したりというところまでの
「橋渡し」というコンセプトを貫いていきますので
初心者を置き去りにはしないよう心掛けていきます。
コメントにも積極的に答えていこうと思っていますので、
初心者でも恥ずかしがることはありません、
お気軽にご参加下さい!

では、配信をお楽しみに!
ワタクシもツイキャスを介して皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

※どなたでも視聴することはできますが、主な対象は臨床の薬剤師ならびに薬学部5年生以上を想定していますので医学薬学分野の専門用語等が解説無しに飛び交うのはご容赦下さい

薬剤師のジャーナルクラブは薬剤師による薬剤師のための情報共有と穏やかな学びを目的としたSNSを利用したコミュニティです。現在は@syuichiao先生と@pharmasahiro先生とワタクシの3名をコアメンバーとしております。
 
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