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地域医療ジャーナル創刊!

今、世の中で起きているのは「情報革命」です。
それはおそらくおよそ3世紀前の産業革命に匹敵する
大きなインパクトを人類の歴史に刻むんじゃないでしょうか。
我々はそれを好むと好まざるとにかかわらず
既に情報の洪水に飲み込まれているようです。
皆さんの周りにも玉石混淆の情報が溢れ、
それに埋もれて困ってしまったり、
それに振り回されて失敗してしまったり、
そういった経験があるんじゃないかと思います。

しかし一方で、
大量の情報の中から必要なものをピックアップするシステムや
その情報の「確からしさ」を評価するツール、
その情報をどうやって使っていくかを考える方法論、
こういったものも生まれており、
それらをスキルとして身に付けることで、
この情報の海を上手く泳いでいくことも可能になってきています。

歴史上の産業革命によって普及した機械を上手く使いこなす者が
現代たくさんの豊かさを享受しているように、
これからは情報(とそれを利用するシステム)を上手く使いこなす者が
この先どんどん豊かになっていくのでしょう。
(経済的にという意味だけではなく色んな意味で)

さて、そういった世界に生きる我々ですが、
医療や健康に関する情報に限ってみても、
押しつぶされそうなほどたくさんありますよね。
テレビの健康情報番組が言ってることは本当なのか?
巷で売られている健康食品やサプリメントは効くのか?
雑誌やウェブサイトのセルフチェックをしたら病気かもしれないんだけどどうなのか?
などなど、悩むことは多いかと思います。
そのような、広く一般の日常生活で出会う医療や健康に関する色んな話題に対して様々な切り口での情報を発信するというウェブマガジンがスタートしました。

その名も
「地域医療ジャーナル」
です。

詳細は上記リンクからアクセスしていただければと思いますが、
現場でご活躍されている記者を揃えてどれも興味深く非常に有用な記事ばかりです。
が、ありがたいことにワタクシも記者として誘われまして、
恥ずかしながら「ココロとクスリ」というテーマで記事を出しました。
毎度メンタルヘルス領域から話題を提供してみようかなと思ってますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

編集長から、記事のブログへの転載許可をいただいてますので
その一部を以下に載せます。

////////////////
皆様はじめまして。89089314こと、くわばらひでのりと申します。

ツイッターでは@89089314(精神科薬剤師くわばらひでのり)というアカウントで遊んで……もとい、幅広い興味で情報を発信しています。89089314とは語呂でそのまんま「はぐれ薬剤師」と読むのですが、なぜそんなのを自称しているのか?については語るのも恥ずかしいのでいつかどこかの機会にとっておくことにして、まず私は精神科領域を専門としている薬剤師です、と自己紹介しておきましょう。もっとも、数年前から在宅・地域医療にも参加していますので、いわゆるプライマリ・ケア(皆さんに最も身近で最初に何でも相談できる医療)の領域についても幅広く勉強はしていかなければならないところです。頑張ります。

この度はご縁があって、こうして幅広い一般の方向けに記事を書く機会をいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

現在、私は様々な縁がありまして、とある精神科病院に薬剤師として勤務していますけども、そもそも私と精神科病院の出会いは学生時代に調剤補助員としてアルバイトをしたところにさかのぼります。私はそれまでの人生で「精神疾患という病気」を持った方とは関わったことが無かったのですが(気付かなかっただけかもしれないけど)、そこで働きながら目にしたのは「普通そうに見えて、話すと異常な人」や「見た目異常なんだけど、話すと普通な人」だったんですね。もちろんどっちも異常な人もいたし正常なのか異常なのか微妙な人もいましたが、その「異常さ」について気になったことを周りにいた医師や薬剤師に質問してみると、

「いやあ、まあ何とかなってるからあれでいいでしょう」
とか
「あれがあの人の良いとこなのよ」
とかいう答えが返ってくるんですね。私は「正常」であることと「異常」であることとはどういうことなのか、混乱したことがあるのを覚えています。 

さて、「正常」であることと「異常」であること、これらの定義とは、その間の線引きとは一体何なのでしょう。実は精神疾患ではこれは非常に重要なキーワードであり、大切な概念です。

例えば全く同じ程度の幻覚妄想などの症状がありながら、入院を要する人とそうでない人がいます。ちょっと話したぐらいではどこが悪いのか全く分からないのに何年も入院を余儀なくされている人もいれば、ほとんど妄想の世界に引きこもってしまって会話をしても一体何を話しているのかわけが分からないのに自宅で生活できている人もいます。その違いとは何でしょう。

一つの答えを言ってしまえば、社会との関わりの中で不適応を起こすかどうかが入院になるかどうかの分かれ目なのであって、その「社会」が人によって違う、また「関わり」が人によって違うから、必ずしも「病気の症状が重いか軽いか」が入院治療か外来治療かを規定しないと言えるんです。一見どこが悪いのか分からなくても、実は受け入れてくれる家族(家族も小さな社会)に問題があるのかもしれないし、本人の対人コミュニケーションの様式(粗暴な性格や極端な依存など)に問題があるのかもしれず、それで結果的に入院を余儀なくされているのかもしれません。

要するに、「正常」と「異常」の境目は「病気の症状」によらないということになります。

とすると、精神的に病的な症状があっても、ただそれだけならば(社会生活が問題無く送れているなら)異常とは言えなくなりますよね?

一体どうなってるんでしょうか?頭がこんがらがってきませんか?

そもそも、精神疾患というのはそのような「専門の病院」に隔離して地域から切り離さなければいけないものなのでしょうか。・・・・・・


以降、
「実は精神疾患って地域から切り離されているような気がするだけです」
「急増する認知症、その前段階から薬飲ませたら予防できる?」
など取り上げてます。

詳細は地域医療ジャーナル2015年03月創刊号で!
なお、月額250円で有料会員登録する必要があります。
他の記事も非常に秀逸ですのでぜひ読んでみて下さい。


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