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【地域医療ジャーナル】4月号に寄稿しました

「地域医療×エビデンス」という
新しいスタイルのウェブマガジン、
『地域医療ジャーナル』の4月号が配信されました。
今月号も、地域医療に第一線で関わっておられる
素晴らしい先生方が身近なテーマを取り上げて
ボリュームたっぷりな有益な記事を書かれておられますが、
その中に恥ずかしながらワタクシの記事も混ざっておりますので
大変僭越ながらご紹介いたします。

とりあえず取っ掛かりとして興味を持っていただければ
ぜひ購読登録してみて他の先生方の記事も読んでみて下さい。

基本的に月1回発行、月額250円の有料マガジンですが、
お試し期間がありますので上手くすると2ヶ月分無料で読めるようです。

では、以下ワタクシが書いた記事の要約です。
(マガジンの無料部分より長めに公開しちゃいます)

////////////////
「メンタルヘルス領域で科学的根拠を目の前のケースにどう活かすか」

前回は精神科医療の歴史にも触れながら、精神疾患・・・ココロのトラブルは正常と異常の境界があいまいで、時にその境界も大きく動いてしまうこと、ゆえに時代の中で大きく増えることもあれば、何が何でも早いうちから治療してしまうというのは考えものかもしれない、といった話をしてみました。
さて、今回は普段の仕事に関連して読んでる雑誌から一つ考えが浮かんだのでそれを取り上げてみます。『臨床精神薬理』第18巻第3号の特集「エビデンスと実臨床との乖離をどう埋めるか」です。
この分野では名だたる先生方が書かれていますので私がどうこう言うのはちょっと生意気かもしれませんが、これを読んでいくつか気が付いたことについて指摘し、自分の考えを述べてみたいと思います。

エビデンスと実臨床との乖離とは? 

ここでいう「エビデンス」とはいわゆるEBM (Evidenced Based Medicine)のevidenceのことであり、「科学的根拠」と言ってもいいでしょう。科学的というからには、正しい科学的な手順を踏んで学術論文として発表されたものが望ましいですが、まだ十分にまとまっていない学会発表や各種レポートもエビデンスとなりますし、データの出所や検証、解析の方法がわかるものなら書籍やインターネット上の記事をエビデンスとすることもあります。正しいロジックに基づくものなら自分の経験や他人からの口コミでさえ立派なエビデンスだと私は思います。
そのように様々なエビデンスがあるわけですが、それを実例に当てはめて、「この人は◯◯をするのとしないのとではどう違いがあるだろうか?」という疑問に答えていこうとすると、そのエビデンスが実例とはかけ離れ過ぎていて当てはまらないという事態にしばしば出くわします。例えば、先月号の「体脂肪を減らすというお茶は効果がありますか?」というsyuichiao先生の記事の中で、2型糖尿病の女性を対象に1日にケルセチン(いわゆるポリフェノールの一種)500mgを10週間投与すると、プラセボを投与した場合に比べて収縮期血圧が5mmHgほど低下したという二重盲検ランダム化比較試験が紹介されています。

Zahedi M, et.al. Does Quercetin Improve Cardiovascular Risk factors and Inflammatory Biomarkers in Women with Type 2 Diabetes: A Double-blind Randomized Controlled Clinical Trial. Int J Prev Med. 2013; 4: 777. PMID: 24049596. 

この研究の対象になったのは2型糖尿病の女性です。しかし、血圧に問題を抱える人は2型糖尿病の女性だけではありません。糖尿病ではない女性ではどうでしょうか?男性だとどうでしょうか?血圧を下げるというアウトカムを求める人はたくさんいます。
そのように、どれだけ現場に広く適用できるか=一般化可能性という意味で外的妥当性という言葉があります。本来は上記のような研究は広く一般化できるようあらゆる人を対象にした方がいいのかもしれませんが、対象人数が多くなるとそれだけ手間もお金もかかり現実的ではありませんし、もしそれができたとしてもむしろ「2型糖尿病の女性」からはかけ離れた薄められた結果になるかもしれません。そういったところからエビデンスと実例との乖離はどうしてもある程度生まれてしまうのです。・・・・・・

以下、

その『臨床精神薬理』の論点には何が足りないのか?

結局何がエビデンスと実臨床の乖離を生むのか?

真のアウトカムを考える際の「6つのD」

メンタルヘルス領域の真のアウトカムとは?

「精神科領域にEBMは合いません」なんて言ったら痛いです。

など
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そんな感じの記事を書いています。
興味があればぜひ読者登録をお願いします。



JUGEMテーマ:身近な医療と健康

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