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【JJCLIP】夏のエビデンス感想文@futapapatsu3さん

この記事は、薬剤師のジャーナルクラブJJCLIP2周年記念企画
「夏のエビデンス感想文祭り」において視聴者の方から寄せられた感想文を
本人の許可を得て公開させていただくものです。
本当にありがとうございました。

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HN: ふーた@futapapatsu3

投稿論文 : Daily vs. intermittent inhaled corticosteroids for recurrent wheezing and mild persistent asthma: A systematic review with meta-analysis
PubMed ID:23769720

P : 反復性の喘鳴や軽度喘息患者に
O : 症状があるときのみ吸入ステロイド使用するのは
E : 毎日吸入ステロイドを使用するのと比較して
O : 喘息の増悪頻度、増悪度合いに差があるか。

結果
喘息の増悪頻度 (RR=0.96; 95% CI, 0.86-1.06, p=0.40, I2=0%)
経口ステロイドを要する増悪の回数 (RR=0.96 Cl, 0.56-1.67)
と症状時のみの使用と毎日の使用で有意差は見られていない。
しかし、Secondary outcomesで、喘息ではない日(asthma free day)[RR =1.10%; 95% CI: 1.01-1.20]で毎日吸入する群が有意に増加するが、β2の使用量と一酸化窒素の量は有意差がない。


結果、当該論文も現在のガイドラインの改訂をサポートできるものではなかったとしていますが、現状の患者を考えると増悪もほとんどないままに何年も吸入ステロイドを使用しているケースも散見されますし、喘息の小さいお子さんをお持ちの親御さんは吸入ステロイドによる身長などへの影響も気にされていたりします。いつまで使用すればいいのかと不安を抱えている患者も多いです。症状がない状態での薬の使用のアドヒアランスを維持するのは難しい側面もありますので、軽度の喘息に関して症状時のみの間欠療法のエビデンスが確立されると喘息治療がまたより良いものになり得るかと思いました。ただ、時に命に関わる疾患でありますので、増悪頻度や増悪の度合いで有意差がないだけではガイドラインの改訂には至らない慎重な姿勢を学んだ論文です。

このシステマティックレビューでは年齢、使用している吸入ステロイドがバラバラなこともあり(論文中にイベント/年齢は統計処理していると記載あったと思います。)個人的には続報を心待ちにしています。

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