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【JJCLIP】新しい糖尿病治療薬で合併症を防ぐことができるの?

第26回薬剤師のジャーナルクラブ「JJCLIP」インターネット配信、
今年度7回目の抄読会開催のお知らせをいたします。

薬剤師による薬剤師のための医学論文抄読会、
「薬剤師のジャーナルクラブJJCLIP」は
おかげさまで3年目に突入しました。


これからも、基本の月1抄読会の配信や
前回のような「特別企画」を交えながら
医学論文の読み方を楽しく学び、
現場への適用について楽しく考えることができる、
そんな配信を行って参りますので
これからもどうぞよろしくお願いします。

論文を読むレベルとしては、
これからも初心者を置き去りにしないレベルを考えていますので、
慣れた方には物足りないかとは思いますが、
コメント等でサポートしていただければ
ディスカッションが大変盛り上がりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

では、以下に今回の配信日時の案内と臨床シナリオを転載します。
初めての方はどうぞよく読んで、
自分がその薬剤師になったつもりで、
場面をできるだけリアルにイメージしてみてください。

////////////////
日時:2015年10月25日(日)
21:00頃から90分の配信予定
(20:45頃より数分間テスト配信を兼ねた雑談の予定)

配信:http://twitcasting.tv/89089314
※インターネット環境があればどなたでも視聴可能です(電波良ければスマホでもOK!)。
※ツイッターかフェイスブックのアカウントがあればリアルタイムにコメントのやりとりができます!
※録音をこちらに保存しておきますので、聞き逃しても後から聞くことが可能です。

今回の抄読会でも仮想シナリオを元にして進めます。
今回のシナリオと文献は以下の通りです。
(シナリオ作成は@pharmasahiro先生。毎度いいシナリオ感謝♪)

[仮想症例シナリオ]
あなたは, とある街の中小病院勤務の薬剤師です.
薬剤部にてデスクワークをしていると,
自分の担当している内分泌・糖尿病内科病棟のDr.より突然電話がかかってきました.

「MRさんからの情報で, 一番新しいSGLT2阻害剤が結構いい薬だって言われたから今度院外処方をしたいのだけれど, 近隣の薬局さんに在庫があるかどうか聞いてほしいんだ」

電子カルテを確認すると, 次の患者に対してエンパグリフロジン(ジャディアンス®)が処方される予定であることが判明.

[患者情報]
とくに目立った既往のない 40代半ばの男性
会社の健康診断がきっかけで2型糖尿病と診断されてまだ半年ほど経過したばかり
HbA1c= 8.3%
肥満(BMI=30)
メトホルミンとインスリンを使用していたが体重も血糖もコントロール不良とみなされ次の一手を考えていた.

あなたは, MRがDr.にどんな情報を渡したのかを教えてもらい, それに基づいてPubmedを使って情報検索を行いました.

すると, 確かに該当する報告を見つけることができたので, 早速読んでみることにしました.

[文献タイトルと出典]
Zinman B, Wanner C, Lachin JM, Fitchett D, Bluhmki E, Hantel S, Mattheus M, Devins T, Johansen OE, Woerle HJ, Broedl UC, Inzucchi SE; EMPA-REG OUTCOME Investigators.
"Empagliflozin, Cardiovascular Outcomes, and Mortality in Type 2 Diabetes."
N Engl J Med. 2015 Sep 17. [Epub ahead of print] PubMed PMID: 26378978.

フルテキストを入手しておきましょう→こちらをクリック

@syuichiao先生作成のランダム化比較試験を10分で吟味するポイントもご準備を!
////////////////

今回もRCTを取り扱います。
しかし、これはかなりホットなRCTです。
なんたって、SGLT2阻害薬(エンパグリフロジン)が
心血管系アウトカムや死亡を減らしたというのですから驚きです。

そこに驚くべきことに驚いてはいけません。
なぜなら、今まで血糖値を下げてくれる糖尿病用薬はたくさんありましたが、
2型糖尿病患者の合併症を予防したり死亡リスクを減らせることを示したのは
実はメトホルミンぐらいしか無かったんですね。
このあたりは以下のサイトに古くからの論文レビューが載ってますので
気になる方はそちらを読んでみて下さい。

なんごろく_糖尿病_Tips for practicing EBM[The SPELL]

本当に、「過ぎたるは及ばざるが如し」や
病態生理学的知見のみでは実臨床を前に無力であることが分かるでしょう。
そもそも、
真のアウトカム改善を示したというメトホルミンでさえ
昔の臨床研究での成果であり、
その妥当性については疑問符が投げかけられるぐらいなのですから、
いわんや単にプラセボとの非劣性を示しただけのDPP4阻害薬とは?
それは効いてるとさえ言えるのか?
ぐらいの勢いなのですよ、
メーカーさんの言葉を鵜呑みにせずに、
自分で調べて読める人にとっては。

その中でエンパグリフロジンは真のアウトカムの改善を示しました。

これはワタクシから言わせてもらえば、
本当に衝撃的な論文ですし、
もしこれが臨床に適用できるものなら
これからの糖尿病治療が変わるんじゃないか、
むしろこのエビデンスを元に変えるべきなんじゃないか、
そういう気分にもなれるものなんですね。

まあ、実際は一つのRCTだけで臨床の行動が変わるわけではありませんが
このような論文が最近出たこと、
そしてそれをどのように自分で受け止めたか、
こういったことの積み重ねはきっと
自分の行動や考え方の幅を広げてくれるものとなるでしょう。

ということで、
今回も分からないことはどんどんご質問下さい。
コメントにも積極的に答えていこうと思っていますので、
恥ずかしがることはありません、お気軽にご参加下さい!
コメント投稿によって視聴者同士のやり取りもできますから、
そちらも積極的に楽しんでいただければと思います。

では、配信をお楽しみに!
ワタクシもツイキャスを介して皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

※どなたでも視聴することはできますが、主な対象は臨床の薬剤師ならびに薬学部5年生以上を想定していますので医学薬学分野の専門用語等が解説無しに飛び交うのはご容赦下さい

薬剤師のジャーナルクラブは薬剤師による薬剤師のための情報共有と穏やかな学びを目的としたSNSを利用したコミュニティです。EBMで人と人とを繋ぐのが私たちの理念です。ぜひこの機会に、一緒に学んでみませんか?現在は@syuichiao先生と@pharmasahiro先生とワタクシの3名をコアメンバーとしております。
 
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