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【地域医療ジャーナル】4月号に寄稿しました

「地域医療×エビデンス」という
新しいスタイルのウェブマガジン、
『地域医療ジャーナル』の4月号が配信されました。
今月号も、地域医療に第一線で関わっておられる
素晴らしい先生方が身近なテーマを取り上げて
ボリュームたっぷりな有益な記事を書かれておられますが、
その中に恥ずかしながらワタクシの記事も混ざっておりますので
大変僭越ながらご紹介いたします。

とりあえず取っ掛かりとして興味を持っていただければ
ぜひ購読登録してみて他の先生方の記事も読んでみて下さい。

基本的に月1回発行、月額250円の有料マガジンですが、
お試し期間がありますので上手くすると2ヶ月分無料で読めるようです。

では、以下ワタクシが書いた記事の要約です。
(マガジンの無料部分より長めに公開しちゃいます)

////////////////
「メンタルヘルス領域で科学的根拠を目の前のケースにどう活かすか」

前回は精神科医療の歴史にも触れながら、精神疾患・・・ココロのトラブルは正常と異常の境界があいまいで、時にその境界も大きく動いてしまうこと、ゆえに時代の中で大きく増えることもあれば、何が何でも早いうちから治療してしまうというのは考えものかもしれない、といった話をしてみました。
さて、今回は普段の仕事に関連して読んでる雑誌から一つ考えが浮かんだのでそれを取り上げてみます。『臨床精神薬理』第18巻第3号の特集「エビデンスと実臨床との乖離をどう埋めるか」です。
この分野では名だたる先生方が書かれていますので私がどうこう言うのはちょっと生意気かもしれませんが、これを読んでいくつか気が付いたことについて指摘し、自分の考えを述べてみたいと思います。

エビデンスと実臨床との乖離とは? 

ここでいう「エビデンス」とはいわゆるEBM (Evidenced Based Medicine)のevidenceのことであり、「科学的根拠」と言ってもいいでしょう。科学的というからには、正しい科学的な手順を踏んで学術論文として発表されたものが望ましいですが、まだ十分にまとまっていない学会発表や各種レポートもエビデンスとなりますし、データの出所や検証、解析の方法がわかるものなら書籍やインターネット上の記事をエビデンスとすることもあります。正しいロジックに基づくものなら自分の経験や他人からの口コミでさえ立派なエビデンスだと私は思います。
そのように様々なエビデンスがあるわけですが、それを実例に当てはめて、「この人は◯◯をするのとしないのとではどう違いがあるだろうか?」という疑問に答えていこうとすると、そのエビデンスが実例とはかけ離れ過ぎていて当てはまらないという事態にしばしば出くわします。例えば、先月号の「体脂肪を減らすというお茶は効果がありますか?」というsyuichiao先生の記事の中で、2型糖尿病の女性を対象に1日にケルセチン(いわゆるポリフェノールの一種)500mgを10週間投与すると、プラセボを投与した場合に比べて収縮期血圧が5mmHgほど低下したという二重盲検ランダム化比較試験が紹介されています。

Zahedi M, et.al. Does Quercetin Improve Cardiovascular Risk factors and Inflammatory Biomarkers in Women with Type 2 Diabetes: A Double-blind Randomized Controlled Clinical Trial. Int J Prev Med. 2013; 4: 777. PMID: 24049596. 

この研究の対象になったのは2型糖尿病の女性です。しかし、血圧に問題を抱える人は2型糖尿病の女性だけではありません。糖尿病ではない女性ではどうでしょうか?男性だとどうでしょうか?血圧を下げるというアウトカムを求める人はたくさんいます。
そのように、どれだけ現場に広く適用できるか=一般化可能性という意味で外的妥当性という言葉があります。本来は上記のような研究は広く一般化できるようあらゆる人を対象にした方がいいのかもしれませんが、対象人数が多くなるとそれだけ手間もお金もかかり現実的ではありませんし、もしそれができたとしてもむしろ「2型糖尿病の女性」からはかけ離れた薄められた結果になるかもしれません。そういったところからエビデンスと実例との乖離はどうしてもある程度生まれてしまうのです。・・・・・・

以下、

その『臨床精神薬理』の論点には何が足りないのか?

結局何がエビデンスと実臨床の乖離を生むのか?

真のアウトカムを考える際の「6つのD」

メンタルヘルス領域の真のアウトカムとは?

「精神科領域にEBMは合いません」なんて言ったら痛いです。

など
////////////////
そんな感じの記事を書いています。
興味があればぜひ読者登録をお願いします。



JUGEMテーマ:身近な医療と健康

地域医療ジャーナル創刊!

今、世の中で起きているのは「情報革命」です。
それはおそらくおよそ3世紀前の産業革命に匹敵する
大きなインパクトを人類の歴史に刻むんじゃないでしょうか。
我々はそれを好むと好まざるとにかかわらず
既に情報の洪水に飲み込まれているようです。
皆さんの周りにも玉石混淆の情報が溢れ、
それに埋もれて困ってしまったり、
それに振り回されて失敗してしまったり、
そういった経験があるんじゃないかと思います。

しかし一方で、
大量の情報の中から必要なものをピックアップするシステムや
その情報の「確からしさ」を評価するツール、
その情報をどうやって使っていくかを考える方法論、
こういったものも生まれており、
それらをスキルとして身に付けることで、
この情報の海を上手く泳いでいくことも可能になってきています。

歴史上の産業革命によって普及した機械を上手く使いこなす者が
現代たくさんの豊かさを享受しているように、
これからは情報(とそれを利用するシステム)を上手く使いこなす者が
この先どんどん豊かになっていくのでしょう。
(経済的にという意味だけではなく色んな意味で)

さて、そういった世界に生きる我々ですが、
医療や健康に関する情報に限ってみても、
押しつぶされそうなほどたくさんありますよね。
テレビの健康情報番組が言ってることは本当なのか?
巷で売られている健康食品やサプリメントは効くのか?
雑誌やウェブサイトのセルフチェックをしたら病気かもしれないんだけどどうなのか?
などなど、悩むことは多いかと思います。
そのような、広く一般の日常生活で出会う医療や健康に関する色んな話題に対して様々な切り口での情報を発信するというウェブマガジンがスタートしました。

その名も
「地域医療ジャーナル」
です。

詳細は上記リンクからアクセスしていただければと思いますが、
現場でご活躍されている記者を揃えてどれも興味深く非常に有用な記事ばかりです。
が、ありがたいことにワタクシも記者として誘われまして、
恥ずかしながら「ココロとクスリ」というテーマで記事を出しました。
毎度メンタルヘルス領域から話題を提供してみようかなと思ってますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

編集長から、記事のブログへの転載許可をいただいてますので
その一部を以下に載せます。

////////////////
皆様はじめまして。89089314こと、くわばらひでのりと申します。

ツイッターでは@89089314(精神科薬剤師くわばらひでのり)というアカウントで遊んで……もとい、幅広い興味で情報を発信しています。89089314とは語呂でそのまんま「はぐれ薬剤師」と読むのですが、なぜそんなのを自称しているのか?については語るのも恥ずかしいのでいつかどこかの機会にとっておくことにして、まず私は精神科領域を専門としている薬剤師です、と自己紹介しておきましょう。もっとも、数年前から在宅・地域医療にも参加していますので、いわゆるプライマリ・ケア(皆さんに最も身近で最初に何でも相談できる医療)の領域についても幅広く勉強はしていかなければならないところです。頑張ります。

この度はご縁があって、こうして幅広い一般の方向けに記事を書く機会をいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

現在、私は様々な縁がありまして、とある精神科病院に薬剤師として勤務していますけども、そもそも私と精神科病院の出会いは学生時代に調剤補助員としてアルバイトをしたところにさかのぼります。私はそれまでの人生で「精神疾患という病気」を持った方とは関わったことが無かったのですが(気付かなかっただけかもしれないけど)、そこで働きながら目にしたのは「普通そうに見えて、話すと異常な人」や「見た目異常なんだけど、話すと普通な人」だったんですね。もちろんどっちも異常な人もいたし正常なのか異常なのか微妙な人もいましたが、その「異常さ」について気になったことを周りにいた医師や薬剤師に質問してみると、

「いやあ、まあ何とかなってるからあれでいいでしょう」
とか
「あれがあの人の良いとこなのよ」
とかいう答えが返ってくるんですね。私は「正常」であることと「異常」であることとはどういうことなのか、混乱したことがあるのを覚えています。 

さて、「正常」であることと「異常」であること、これらの定義とは、その間の線引きとは一体何なのでしょう。実は精神疾患ではこれは非常に重要なキーワードであり、大切な概念です。

例えば全く同じ程度の幻覚妄想などの症状がありながら、入院を要する人とそうでない人がいます。ちょっと話したぐらいではどこが悪いのか全く分からないのに何年も入院を余儀なくされている人もいれば、ほとんど妄想の世界に引きこもってしまって会話をしても一体何を話しているのかわけが分からないのに自宅で生活できている人もいます。その違いとは何でしょう。

一つの答えを言ってしまえば、社会との関わりの中で不適応を起こすかどうかが入院になるかどうかの分かれ目なのであって、その「社会」が人によって違う、また「関わり」が人によって違うから、必ずしも「病気の症状が重いか軽いか」が入院治療か外来治療かを規定しないと言えるんです。一見どこが悪いのか分からなくても、実は受け入れてくれる家族(家族も小さな社会)に問題があるのかもしれないし、本人の対人コミュニケーションの様式(粗暴な性格や極端な依存など)に問題があるのかもしれず、それで結果的に入院を余儀なくされているのかもしれません。

要するに、「正常」と「異常」の境目は「病気の症状」によらないということになります。

とすると、精神的に病的な症状があっても、ただそれだけならば(社会生活が問題無く送れているなら)異常とは言えなくなりますよね?

一体どうなってるんでしょうか?頭がこんがらがってきませんか?

そもそも、精神疾患というのはそのような「専門の病院」に隔離して地域から切り離さなければいけないものなのでしょうか。・・・・・・


以降、
「実は精神疾患って地域から切り離されているような気がするだけです」
「急増する認知症、その前段階から薬飲ませたら予防できる?」
など取り上げてます。

詳細は地域医療ジャーナル2015年03月創刊号で!
なお、月額250円で有料会員登録する必要があります。
他の記事も非常に秀逸ですのでぜひ読んでみて下さい。


JUGEMテーマ:健康

講演やってきます

忙しさにかまけて、つい遅くなってしまいました(^^ゞ
明日、岡山で講演してきます。


平成26年度第6回岡山県精神科病院協会薬剤師部会研修会
日時:平成27年2月15日(日)10:00〜15:00
会場:岡山アークホテル
タイトル「処方提案に活かせる精神科薬物療法のエビデンスの読み方使い方」


岡山県も、ワタクシの地元広島と同様に
精神科病院の薬剤師が中心になって
精神科薬剤師のための研修会を積極的に開催しているようです。
こちらでは2年前でしたか、一度講演させていただいております。

今回のこの研修会の重要なテーマの一つは
病棟業務と薬剤師からの処方や検査の提案なのですが、
病棟業務ですか・・・ワタクシもう7年も外回りしてますので
病棟のことなど一つも分かりませんが( ̄∀ ̄;)

しかし今や薬剤師が患者さんに関わるのは
「服薬指導」のためだけではありません。
調剤された薬がどのように使われ、どのように効くのか、
そしてその結果を次の処方にどうフィードバックするのか、
ここに関わることが非常に重要なのであって、
それこそが「薬学的管理」、あるいは"Pharmaceutical Care"
といったところになるのだと思っています。

そこで必要になるのは、
受動的な情報提供ではなく、
積極的な情報発信ではないかと思います。
つまり、「提案」です。
「提案力」こそがこれからの薬剤師には必須だと思っています。

しかし、そのために何が必要なのでしょうか?

それに対する有力な答えの一つが、EBMです。
エビデンスを武器として上手く使うことです。
臨床判断において重要とされるのは、主に
1、患者の価値観や願い
2、医療を行う環境や医療者の経験・スキル
3、利用可能な情報
こういった要素に分けることができるわけですが、
このうち薬剤師として医師など他職種に働きかけることができるのは
3、利用可能な情報
これしかありません。
ということは、例えば医師の処方へ何らかのフィードバックをしたい、
処方を変えさせたい、と思うんだったら
3、利用可能な情報
これをこちらから提供することで変えるしかありません。
とはいえ、医療に関する情報は玉石混淆な状態で膨大な量があり、
それがさらに日々増え続けている状態ですから、
その中から関連の高い情報を選び抜き、
それがどの程度使える情報か吟味するスキルが必要です。
そして最新で有用な情報は大抵「英語」なのですが、
その英語の壁も乗り越えなければなりません。

そのための取り組みとして、毎月、
薬剤師のジャーナルクラブ『JJCLIP』を配信していますが、
今回の講演ではその内容も紹介しながら
簡便なワークシートを使って実際に10分ほどで
英語の臨床論文を読んでみたいと思います。
そしてその後、薬剤師としてエビデンスを現場に適用する上での
注意点というか、心構えについて
最近考えていることを述べたいと思っていますが、
そこはまあ当日のお楽しみということにさせてください。

それでは、明日聞きに来られる先生方、
パネルディスカッションの部分が非常に長い会ですので
ざっくばらんにこういったことを話し合いましょう。
楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします。


講演やってきます

はい、続いて講演やってきます。
先に紹介したランチョンとのダブルヘッダー・・・
いや、連続なんですね(^^;)
一度に済むからいいような、疲れそうな。。。

第8回日本薬局学会学術総会
シンポジウム1『プライマリケアにおける薬局薬剤師の役割 〜在宅医療時代に向けて〜』
http://www.ps-japan.org/forum2014/kihon_program.html
このセッションにて、
「病院薬剤師の立場から在宅医療に関わって分かった薬局薬剤師との連携とその課題」
というテーマでお話しさせていただきます。

日時
2014年11月23日 14:00〜16:00

会場
広島国際会議場 第1会場(フェニックスホール)


これもですねぇ、
うちは精神科アウトリーチとして在宅をやってるんで
一般的な在宅医療とは結構違うとこがあるんじゃないかと思います。
おまけに、うちなんて薬薬連携とか全然できてない典型です(ごめんなさい)。
なので大した話ができないんじゃないかと恥ずかしい感じがしています。

しかし、当院でどういう風に在宅をやっているのか、
そしてそれを通して
「これは薬局にも絡んで欲しいなぁ」とか
「これは薬局には難しそうだなぁ(絡んでくれるかなぁ)」とか
思ったことを紹介することを通して、
地域には病院薬剤師が行くか?薬局薬剤師が行くか?みたいな
二元論に陥ること無くより良い連携方法について
皆さんと意見交換することができればなと考えています。
どっちにもメリット・デメリットがあります。
ぶっちゃけ言えば病院側は診療報酬的メリットは少ないんですが、
それでもやんなきゃいけないケースってのもあるんですよね。

お手柔らかにお願いします(笑)


 

講演やってきます

今回はランチョンセミナーの講師やります。
http://www.ps-japan.org/forum2014/static/pdf/joint_seminar.pdf
タイトルは
『調剤薬局における精神科患者さんへの服薬指導』
第8回日本薬局学会学術総会においてです。

日時
2014年11月23日 12:30〜

会場
広島国際会議場 第4会場(コスモス)


実は、
ワタクシ、調剤薬局で働いたことはありません(汗)
そんなのが「調剤薬局における」なんてテーマで話さなければならないのは正直恥ずかしいところなんですが、
精神科にどっぷりと10年(バイト時代も含めたら15年)の間に見聞きしたこと、失敗したこと、そういった経験と勉強を通して理論化し身につけたこと、精神科に来る患者さんと話す時に心掛けていること・・・
などなど、自由に話してみたいと考えてます。

最初は様々な精神疾患の解説や、
精神科薬物療法について、
最新のエビデンスについて、
なんて話そうかなと思ってたんですが、

そんなどっかに書いてあることだとか
自分がどっかで聞いたような話とかしても
あんま面白くないですよね?
(そういうの共著で本書いたりしてますし)

なので、
せっかく自由に喋らせてもらえる機会を与えていただいたことだし、
自分にしかできないだろう講演内容にしてみました。

人と人との「あいだ」について。
共同幻想が生み出す差別。
世代間連鎖のメカニズム。
それを人としてどう捉えるか、
そして薬剤師としてどう患者さんに向き合うか、
それらはもちろん一つ一つは専門の先生方に教われば分かる話かもしれませんが、
皆様と同じ「薬剤師としての共同幻想」を持つ者として
そういったことを仕事する前の準備として
意識しておくことの大切さを理解していただきたいと思いますので
分かりにくかったら申し訳ないのですが、
頑張って話してみたいと思います。

で、上記内容だとどうしても「明日役立つ話ではない」ので
一応すぐに使えそうな話として、
精神疾患のスクリーニングなども話します。
薬剤師が精神疾患を診断するわけではありませんが、
そうなのではないかと気付くことができれば
適切な受診勧奨や処方意図の理解にも繋がるはずです。
また、気付くことができればそこからまた自分で学ぶべき世界が見えてくるでしょう。

相手の反応は自分とのコミュニケーションの結果です。
それは精神科の患者さんであっても同じです。
ただ、メンタルに問題の無い人なら少々の失敗はリカバーできても
精神科の患者さんだと、あらぬ方向に振れたり
そのまま二度と帰ってこないこともありえます。
そのような結果を生むのは
「侵襲的なコミュニケーション」が原因だったりします。
もちろん、侵襲的コミュニケーションがいつも悪いわけではなく、
時には非常に有益なのは誰もが経験している通りですが、
薬剤師「が」患者さんを治すことなんて狙う必要ないですから、
そのようなリスクをとる必要もありません。

コミュニケーションは非侵襲的に。
これが意識できるだけでもかなり仕事の質が変わると思います。

コミュニケーションが苦手という方も、
そんなの意識しなくても自然にできてるよという方も、
どういう心構えがあると良いのか?
一緒に考えてみましょう。
(ちなみにワタクシは対人コミュニケーション苦手なんです…
 だからこそ色々考えてやってるんですけどね(^^;)


 

講演やってきます

次の講演をお知らせします。

久しぶりに地元で講演することになったのですが、
いつものこじんまりとした勉強会なんかじゃなくて
『第53回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会中国四国支部学術大会』
という結構大きな舞台です。
同じ職場の人も聞きに来るはずなので、これは正直恥ずかしいですね(^^;)

日時:2014年11月9日(日)9:30〜11:30
会場:広島国際会議場 G会場
シンポジウム3『精神科薬物療法最前線 〜薬剤師の関わり〜』の中で
「精神科地域医療における薬剤師の役割〜アウトリーチというチーム医療〜」
というタイトルにてお話させていただきます。

内容的にはこの前の日本医療薬学会のシンポジウムで話してきたことと
ほぼ同じですので前回のお知らせ記事を参照していただければ良いですが、
入院中心から地域へとシフトしていく精神科医療の方向性に沿って
アウトリーチという形で入院中と変わらないケアを地域でも提供する
という理念、そしてやってきたことをいくつかエピソードを交えて
ご紹介することを通して、我々精神科薬剤師がやっていることの理解が深まり、
また精神科領域の薬剤師業務の一つとして地域にも出て行くということに
チャレンジしてくれるところが少しでも現れてくれれば、
という思いを伝えたいと思います。

よろしくお願いいたします。

講演やってきます

学会のシンポジウムで講演してきますのでお知らせします。

2014年9月28日(日)14:00〜16:00
第24回日本医療薬学会年会 シンポジウム34
「今求められる精神科薬剤師の患者安全に向けた新たな挑戦」
というタイトルのセッションにて、
「精神科地域医療における薬物療法管理に果たす薬剤師の役割」
というテーマで話してきます。

精神科の地域医療の現場では、薬剤師が役に立てることがたくさんあります。
しかしそれにもかかわらず、そのほとんどは
薬剤師が介入しなくても(表面上だけでも)何とかなってしまうことがほとんどです。
その理由は簡単です。
地域、つまり在宅の現場ではどの職種も目の前の問題に対して
自分で対応せざるをえないことがたくさんあり、
職務範囲を縦割りで考えていたら対応できないことが多いからです。
つまり、本来なら薬剤師がより良い方向に対応できる問題でも
薬剤師抜きで何とか(時にはあらぬ方向に)対応してしまうのです。

これを
「何で薬剤師に相談しないんだ!」
と責めることはできません。
だって、薬剤師が地域に出て行かなければ、
そして他職種と協働していかなければ、
他職種は薬剤師が地域で何ができるのか分からないからです。
それを分かれと言う方が無理です。
自ら事例を積み重ねて示していくしかありません。

今回の講演では、
そういった小さな事例も交えて話してみたいと思います。

要旨を載せときますので、興味のある方は聞きにいらして下さい。
(ただし学会参加者に限られますが)


このたびの診療報酬改訂は精神科医療にとってより一層病床や外来の機能分化への方針が色濃く反映されたものになった。その機能分化にあたっては、急性期治療環境の充実と同時に、退院後の地域生活支援を強化するために多職種チームによるアウトリーチ(訪問支援)を充実させるという、いわば精神科医療の地域シフトが推進されている。例えば、長期入院後や入退院を繰り返す病状が不安定な退院患者の地域移行を推進する観点から、24時間体制の多職種チームによる在宅医療に関する評価(精神科重症患者早期集中支援管理料)が新設されたことは象徴的である。
ところが、こういったところに規定される多職種チームというのは主に医師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士のみで構成され、薬剤師は未だ評価されていない。精神科領域の患者は一般の在宅医療の範疇に入らないケースが多いため十分なインセンティブがないのが現状である。地域の保険薬局との連携が困難な事例が多いという問題もある。しかし、このまま精神科医療の地域シフトに乗り遅れてしまうと、精神科地域医療における薬剤師の存在感がさらに薄れることが危惧される。
当院は以前より精神科救急医療と地域医療を両輪とし、急性期から回復・維持期まで一貫して多職種が関わるケアサイクルモデルによる医療を展開しており、薬剤師は病棟のみならず地域においても薬学的ケアを積極的に提供してきた。そこで実感するのは、地域ケアの現場ではある専門職が本来は他の専門職の領域であるにもかかわらず対応せざるをえない事案というのが少なくないことである。つまり薬剤師が関わらなければ薬剤師なしで何とかしてしまうため薬剤師の需要は潜在化してしまうのである。しかしそこで薬剤師が適切に関わることができれば、その専門性を軸に広範に介入でき、他職種が見逃していた問題に気付くことでより安全で有効な薬物療法を提供できる。その結果、他職種と強い相互信頼を築いてより良好な患者のアウトカムを得られるのも地域ケアなのである。
今回は当院の薬剤師が施設や自宅で暮らす精神障害者に対してどのように薬剤管理指導業務を行っているかを紹介し、精神科地域医療において薬剤師が患者安全のために活躍できる場面について様々な意見交換を行いたい。


 

本が出ました。

このたび縁があって共著させていただいた
日本プライマリ・ケア連合学会
『薬剤師研修ハンドブック』をご紹介します。

その名の通りですが、
プライマリ・ケア認定薬剤師を狙う方や
プライマリ・ケアに関わると自負する薬剤師にとっては
とても中身の濃い、効率的に学べる一冊になっていると思います。
先日のプライマリ・ケア連合学会学術大会(岡山)にて
書籍販売コーナーで初めて販売されたそうですが
なんと完売になったそうですよ!すごいですね!
ホントに色んな薬剤師待望の一冊といったところだったのでしょう。
ワタクシも、薬薬連携というちょっと難しいテーマながら、
初学者にも分かりやすい内容を心掛けて執筆させていただきました。

で、なんでそんなところにワタクシが名前を連ねているのか、ですが(^^;)
まあぶっちゃけ言えば、
おそらく困っておられたところを依頼されたのかなと思っていますが、
ワタクシは近年、精神科という専門性と
プライマリ・ケアという専門性の重なるところに注目していまして
それでこの学会の活動にも積極的に協力をさせていただいているところです。

例えば精神科の患者さんって、
まずどこで最初に医療とコンタクトするかというと、
やっぱりプライマリ・ケア領域なんですよね。
そこでプライマリ・ケア領域には精神科領域の知識も求められるわけです。
一方で、我々精神科を専門にしてる薬剤師にとって
見定めなければならないのは
患者さんの人生においては何がゴールかという視点であって
単に精神症状が良くなれば終わりというワケではないんですよね。
そしてその長い経過の中では精神症状以外の訴えへの対応も求められます。
身体的な愁訴への対応はどうしますか?
こういったことは今後精神科医療がどんどん地域へ広がるにつれて
そして薬剤師もそういったところにシフトしていくつもりであれば
プライマリ・ケア領域とは必ず関わり、考えていかなければならないでしょう。

そういったことから、
精神科薬剤師もプライマリ・ケアについて学ぶ方がいいとワタクシは思っており、
お互いに上手く影響を与え合えるようになればいいと思っています。

ある専門領域に特化することはとても大切なことですが、
それでも他の領域を学ぶこともとても大切なことです。

こういった本が出たことを機会に
精神科薬剤師もプライマリ・ケアを学んでみませんか?


 

【JJCLIP】リアルワークショップやります

これまでインターネット上でやってきた
薬剤師のジャーナルクラブJJCLIPの抄読会ですけど、
このたび対面でワークショップやってみることになりました。

そもそもはなかなか集まれないからこその
オンライン抄読会であったわけですし、
やっぱり実際に顔を合わせてグループワークするのも楽しいですからね。

実は参加者の募集は
ツイッターとフェイスブックで呼びかけたら
すぐに定員に達してしまったので、もう停止してます。

すばやく参加表明してくださった皆さん、
本当にありがとうございます。

残念ながら参加できない方も、
次回には是非参加していただきたいので
興味を持っていただいておくためにも
ここに広報を残しておきます。

開催要項はコチラです。

お題論文はこちら。
"Efficacy and Safety of Varenicline for Smoking Cessation in Patients With Cardiovascular Disease: A Randomized Trial"
Nancy A. Rigotti, Andrew L. Pipe, Neal L. Benowitz, Carmen Arteaga, Dahlia Garza and Serena Tonstad
Circulation. 2010;121:221-229.

これをお題に、どうやって抄読会を企画するか?を話し合います。
もちろん批判的吟味もざっくりとやってみます。
やはりシナリオをどう考えるかという想像力が肝になってきますが、
どういったケースを想定するかという想像力って
背景知識だけじゃなくて経験も無いとなかなか身に付かないものです。
今回はこういった逆サイドから
背景知識や経験もEBMにとって大事ということも学び合えたらと思っています。

当日はツイッターなどでワークショップの様子も多少公開したいと思いますので
そちらも参考にしていただければと思います。


 

講演やってきます

来る2月1日〜2日の日本病院薬剤師会近畿学術大会において
Meet The Expertという企画の精神科領域で講演させていただきます。

プログラムはこちら
http://35jshp-kinki.jtbcom.co.jp/program.html 
Meet The Expert 7、14:40〜16:00の予定で
「精神科の専門性とチーム医療」というテーマでお話させていただきます。

こういったテーマで講演させていただくのは
これまでにも何度かありましたけど、
まあ、ありきたりの話を聞いても面白くないですよね?

なので、ワタクシなりの独自の視点から
チーム医療の何たるか、精神科の専門性について、など
現場からのぶっちゃけトークを交えて話してみたいと思います。

また、当日はツイッターで随時質問を受け付けたいと思います。
誰が相手でも気兼ねなくコンタクトとれるのがツイッターの利点の一つですもんね。
2/2当日は「#mte7」をタグにしてツイートしていただければ
それを拾って適宜回答していこうと思います。
もちろんそれは基本的には会場にいる人にしか話せませんが
気が向いたらタイムライン上で返答するかもしれません。

それでは、みんなで一緒に精神科薬剤師のあり方について一緒に考えてみましょう。

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